出産しました。
コメントする2016年9月19日 by fumi
9月12日、無事に女の子を出産しました。
陣痛が来たとき、
実家の母は風邪でダウンしていて
まさかの戦力外(父は、そもそも戦力外)。
というわけで、自分でごはんを作って食べ、
シャワーを浴び、夫の運転で病院へ向かいました。
真夜中の陣痛室。
廊下の長椅子で寝息を立てている夫(想定内)を放置し、
ひとり、陣痛室で、照明を落として
自分の呼吸に集中して陣痛の波を感じていると、
どんどん自分の内側に意識が向かっていく感じがして。
人生で初めて体験する、
なんだかとても特別な時間に思えました。
明け方、分娩室に移動。
子宮口が全開になってから破水。
自分の身体がバラバラになるような、
体験したことのない不安感が湧き上がってきたものの、
陣痛の波の満ち干きに身を任せているうちに、
ちょっと小さめだけど、とっても元気な女の子が
するんと生まれてきてくれました。
その場に立ち会ってくれたすべての人の呼吸がひとつになって、
大きな波のようになって、
自分が“産んだ”というよりは、
何か大きな力に“産ませてもらった”、という感じでした。
その場に居合わせた助産師さんやお医者さんたちに
「こんなに静かで穏やかなお産は珍しい」と口々に言われたのは、
ヨガを通して身につけた呼吸法のおかげかもしれません。
ひとつ意外だったのは、
分娩室に入ってからの夫の活躍です。
血を見て途中で倒れるんじゃないかと心配していたのですが、
分娩室では助産師さんの指示にテキパキと反応して手伝ったり、
私の腰をあたたかい手で一生懸命さすり続けてくれたり、
分娩の瞬間には、私の背中を支えてくれたり。
娘が生まれてからは、分娩室でずっと私の手を握って、
何度もお礼を言ってくれました。
カメラを回していたわけではないので、
夫のはたらきっぷりは何ひとつ記録には残っていませんが、
あの日のぬくもりは一生忘れないと思います。
この10カ月、判断基準がいつの間にやら、
おなかの子最優先になって、
大好きな仕事を少しずつ手放したり、
楽しげなイベントに参加するのを我慢したりしてきました。
でも、元気に生まれてきてくれたわが子を見ると、
そんなの大したことじゃなかったな、なんて思ってしまうあたり、
これが母になるってことなのでしょうか。
ほぼ高齢出産だったため、
妊娠したことは、取引先や、直接会った人にしか話していなかったのに、
薄々勘付いて連絡をくれた旧友の存在は大きかったです。
今は無事に退院し、母子ともに元気に暮らしています。
しばらくは子育てに専念し、
仕事復帰は来春以降を予定しています。
今後ともよろしくお願いします!